もりのくまの”M's Grab Bag”が「くまの雑記帳」で再出発。観劇記録、コンサートの記録、おいしいもの記録が中心の雑記帳です。


by a_bear_in_woods
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「いかなご」と「再生」

なんだかいろんなことがありすぎた3月がついに終わろうとしています。
自分の誕生日も見事に渦中だったから、どうも年齢を一つ重ねた自覚が無く、年齢記入欄で詐称してしまうのではないかと心配です。

と、冗談も言える日々を過ごしてます。
個人的なレベルで言えば、本当に限りなく日常に近づいて来ています。
もちろん、家の中から一歩出ると、外には崩れかけた塀、瓦が落ちかけてブルーシートをかぶせられた家、壁の落ちた家々、そして、変わり果てた海辺の景色……
それは全て現実の物です。

でも、立ち止まってばかりはいられません。
復活できた人たちから、今度はまだの人たちを助けたり、日本の経済を元気に回すお手伝いをしなくてはなりません(とはいえ、仕事は自宅待機中ですが)。


実はこの地震が来る前の今月の初め、虫の知らせでは全くなく、単に季節の風物詩の話と結びつけた形で、阪神淡路大震災の話題を「別邸」と呼んでいる場所でしていました。

その内容は、阪神淡路大震災の当時、ご主人の実家が被災地域にある友人が近所に住んでいました。
Mちゃんとしておきましょう。
Mちゃんは良いお嫁さんとして、いろんな必需品をご実家はじめその近くに住まわれていた親戚の方に懸命に送って、手助けをしていたそうです。
幸い、ご実家も御親戚もちょうど今の季節には落ち着き始めていたようです。

この季節、神戸のあたりの人たちの風物詩に「いかなごのくぎ煮」を炊く(そして贈り合うらしい)というのがあるそうです。

私がそれを知ったのは、Mちゃんの援助に感謝した親戚たちがどどーっと、その「いかなごのくぎ煮」を送って来て、そのおすそわけのお相伴にあずかったからでした。
それはそれはとってもおいしくて、私はすっかり「いかなごのくぎ煮」ファンになって、たまたま当時関西に在住していた兄にお土産に頼んだりしていました。
でもね、買ってきた「くぎ煮」はなんかちょっと違うんだな。

なんて話を「別邸」でしていたら、この震災。

心優しいネットでの神戸のお友達が、ぜひ「くぎ煮」を支援物資として送りたいと、すぐに声をかけてくれました。
でも、私は、せっかくのおいしいものをこんな混乱の中で、味も判らずに食べるのは忍びないので、少し落ち着くのを待ってほしい、とお願いしました。

私のわがままを快く聞いてくださって、色々と落ち着き始めた先日、約束の「くぎ煮」が私のもとに届きました。

明日4月1日、頂いた「くぎ煮」を食べようかな、って思っています。
そして、私にとって「くぎ煮」の味は「震災」の味ではなく、「再生」「スタート」の味として、ずっとずっと記憶に残しておきたいと思っています。

きっと16年前の「くぎ煮」がおいしかったのも「再生」という味が入っていたからだと思うから。


さて、停電復旧以来、毎日更新してきたこのブログですが、そろそろ少し間をあけての更新にしていこうと思っています。
自宅待機の仕事の方も、少しずつですが先が見えて来たので、そっちの準備もまじめにしないとなりません。

ってことで、またさぼりがちになるけど、時々様子を見ていただけると幸いです。

そして、読んでくれて、励ましてくれてありがとうございました。
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by a_bear_in_woods | 2011-03-31 16:03 | Greeting