もりのくまの”M's Grab Bag”が「くまの雑記帳」で再出発。観劇記録、コンサートの記録、おいしいもの記録が中心の雑記帳です。


by a_bear_in_woods
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『ハムレット』 2月20日マチネ@クリエ

2回目でマイ楽の観劇は義妹と一緒でした。

今回は最初に友人と一緒に観劇を計画していたので、チケットをどの候補日も2枚で手配していたところ、たまたま義妹の上京の予定とチケットの日付が重なったので、お誘いいたした次第です。
義妹はもちろん初芳雄くんです。

東京での楽が近付いて、完全に後半戦に入って来ていた舞台は、若手の役者さん達が前の時にまして皆さんヒートアップしてきているという印象を受けました。
芳雄くんのハムレットも前回よりもアツイところはアツく、感情の起伏が激しくなったと言う感じでした。

2回見ると特にハムレット(役)はいろんなタイプの曲を歌っているそのバリエーションの向こうに作曲家とハムレットの両者のナルシズムが見え隠れする感じも面白く感じました。
できればもう1回見たかったなぁ~

やっぱり1回目は新鮮な驚き、2回目は新しい発見、3回目にやっと消化ってのが一番いい観劇ペースなんだけど、ま、そう贅沢は言えないしできないですね。
でも、でも、映像であれ、再演であれ、また目に耳に出来るチャンスがあることを願っています。

さて、幕間に義妹に「このダイジェスト版ってどう?」と聞いてみました。
「う~ん、皆がこの話は知ってるって前提だよね?」
「どうだろう?本当にみんな知ってるかな?」
的なお話を少ししていました。

私はと言えば、先日、手持ちの本を持ち出してみて開いてみたら、どうやらレポートに必要だったかの名せりふのところしか読んでない模様でした。(道理で『本』に関しては色々記憶あいまいなはずだった(汗))。
義妹はイギリスに出かけた折に「なにかシェークスピア作品を見ておこう!」と思って見たものが『ハムレット』で、観劇予定が決まった後になにぶん原語で見ることになるので本で予習したけど、それまたはるかかなた過去のことだったそうで。

でも、そんな私たち二人の幕間の意見の一致は
「いつ、父王の亡霊が出てくるのか心配になった(笑)」
でした(爆)。

いや、でもさ、ホントこれが無いとハムレットの行動の動機付けが「乗り換えの早い母への嫌悪」になっちゃうから(汗)。
実際、今回の舞台版はガードルートはそういう部分を感じさせるようになってると思うし……

そして今回もレアティーズ伊礼くんのアツイことアツイこと。
アツさが増していました。
うん、いいんだけどね、すごくまっすぐで妹激LOVEでいいのですが……だけど、アツ過ぎるとついつい見ているこっちはどこか引き始めちゃって、クローディアスに決闘を持ちかけられて、更に盛り上がってくる様子に「あ~あ、冷静さを欠いちゃって、すっかり利用されているのになぁ~」と思ってしまうわけで←あ、でもこれは全てを見ている観客視点としては正しいのか、彼の決闘の動機に正当性を強く見出だすのもありだけど、話を見ている側の視点としてはこれ、ありだね。

それにしても伊礼くんの切り替えの早さはすごい。
エンディング間際であれだけの感情の爆発と決闘を演じて見せておきながら、カーテンコールでは満面の笑顔!すごいなぁ~
ついでに、先ほど公式ホームページにUPされていたバレンタインデーのトークショーの様子も見たけど、やっぱり凄いハイテンション(笑)。
ぜんぜん悲劇を引きずらない。これがラテンの血!?

一方、芳雄くんは前に観た時よりは役を引きずった感じの状態が短くなって、演じ切った、走り切ったと言った充足感がカーテンコールでも見えるようになったように感じました。(ええ、ファンの勝手な思い込みですが、何か?)

さてさて、観劇後の義妹との感想はやっぱり「涼風さん、超絶に美しい~」でした。
いや、もうあれは本当に悲劇を生みだす元凶になりうる妖艶さです。妖しいという言葉が入る美しさです。

それと『ハムレット』と言う作品の不思議な魅力の話にもなりました。
何処にも救いが見いだせない、なんかしらの教訓も生みださない物語なのに、観終わった時に「良いものを見た」って思いが来るのは何故なんだろうね?と。
本場の『ハムレット』もこの日のミュージカル『ハムレット』も、どちらもみんな死んでしまったと言う重苦しい悲劇の結末を引きずるよりも「良い物を見た」とい思いの方が強いそうです。

なるほどそうかも。
う~ん、なんでかな?願った形とは違っただろうけど、それでもハムレットは父の敵を討つと言う本懐を遂げているからなんだろうか?

ってことで、とりあえず本も引っ張り出してきたのでせっかくなので読んではいるのですが、Holling, you are absolutely right. They talk too much.です。
長セリフの多いこと、多いこと、なかなか読み進みません(汗)
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by a_bear_in_woods | 2012-02-22 10:30 | Theatergoing