Wine Musical Concert 2nd Season Special Version@東京国際フォーラム
2012年 03月 26日
個人的にはプラチナチケットを持って(といっても、席は2Fの後方だったのですが)、行ってきました。
ウィーンミュージカルコンサート!!
以前に1stシーズンとは銘打たれずに行われた時は、非常に限られた日程でシアタークリエと言う小さな箱だったので、見に行きたい!とか思う以前の話だったのですが(汗)。
今回は、大きな箱(ある意味大きすぎて色々とね……)だったのですが、その収容人数でもフォロー仕切らないほど集客力のあるキャスト(と組み合わせ)だったので、チケット大激戦。
とってもラッキーにも手にすることが出来て、出掛けてきました。
で、いきなり一言が「禅さん(石川禅さん)ステキ!」です。
え、芳雄くんじゃないのかって?
芳雄くんはもうそれは、楽しみにしていた期待を全く裏切らない、とっても満足したし、ドキドキしたし、それはもう別。
で、それと別に全幕通して、やっぱり禅さん、素敵だわ~ってことで。
クンツェ&リーヴァイコンビで生みだされ、日本でも人気を博した4作品『レベッカ』『MA(マリー・アントワネット』『モーツァルト!』『エリザベート』(コーナー順)の美味しいところどりのコンサート。
行ってみれば、オペラの有名アリアだけが次々繰り出されるコンサート(あ、これって結構ある?)なので、とっても贅沢。でも、反面、やっぱりドラマチックな曲はそこまでの物語の流れの中でど~~ん、と盛り上がってからこそ!って味わいもやっぱりあるのも確か。
すごく満足しつつも、やっぱり本編をまた観たい!って思いが強くなります。(あ、そこが興行主側の思うツボってやつか(笑))
実際、歌い手さん(役者さん)たちも、次々いろんな作品の山場をそこに持ってくるって言うのは結構大変だったのではないかと思います。
さて、1曲ずつ感想を書いたりするととんでもないことになるので、ざっくり行きましょう。でもざっくりと言いながら長くなるのはお約束。
オープニングはアンサンブルによる4作品のオープニングメロディーから始まって、最初は『レベッカ』。
この作品は1回しか観てないので、あんまり楽曲は覚えてない。
でも、ああ、そうだこんな感じだったなぁ~、って。
オリジナルキャストはマキシム祐一郎さんとフランク禅さんだけ、涼風さんのダンヴァース夫人は再演からだから、初演しか観てない私は「はじめまして」でしたが、あの恐怖感は予想通りハマっていました。
ヒロインなのに名前の無い『わたし』役は今回は新妻聖子ちゃん。
歌のうまさは問題ないけど、やっぱりあの自分に自信が無い、自分が何者かにまだめざめる前の雰囲気はちょっと無いかな。お芝居じゃなくてコンサートだから歌が上手いのでOKですが、お芝居で見るとしたらちょっと違うんだろうな。
続いて『MA』。
これは日本での上演自体が2007年以来だから、だれにとってもお久しぶりな感じ。
日本での世界初演の後にドイツで改定を加えられたヴァージョンに基づいてのコーナーになっていて、最後には新曲も。
このコーナーはスペシャルヴァージョンでは全てのキャストがオリジナルキャスト。
ってことで、芳雄くんのフェルセンと涼風さんのマリーの恋人同士です。
ええ、ここでは先月はハムレットとガードルートで母と息子だったなんてことは封印ですとも(笑)。
いや、でもね、やっぱり芳雄くんはここ数年の成長がすごい。
歌とか声といった部分だけじゃなくて、やっぱり30歳代になって大人の男性の空気が彼なり(汗)に出てきている。
さから先月の親子の空気を引きずることは全くないし、本編の頃よりずっと頼れるフェルセンって感じでした。
でもね、このコーナーでの衣装は微妙(汗)。
どうやらジルヴェスターコンサートの時に着用した有村淳さんのデザインのものだそうなんだけど、白と思ってたけどピンク?の変形燕尾服なんだけど、なんかちょっとあまりに「王子」風味に苦笑。
ジルヴェスターのTV放送ではそんなに気になってなかったんだけどな。
それに有村さんの衣装って、結構好きなんだけど、今回はなんか微妙でした。
で、芳雄くん的にはMAには初披露曲が入っていました。
ドイツヴァージョンでラストシーンに加えられた『苦しみのかなたに』と言うマルグリットやアンサンブルと歌う曲が新曲(といってもメロディーはリプライズ)。
これは再び日本で聞かれるためには本編の再演しかないわけですが……あるかどうかも未定だし、当然キャストもどうなるか……ってことで芳雄くんがこれを歌うのはもしかすると最初で最後の可能性だってあるんだけど「DVDで残ります」と芳雄くん自信から強いお言葉でした。
そしてなんといっても禅さんの「もしも鍛冶屋なら」。
これ、お芝居の中でも泣けるけど、これだけ聞いてもやっぱり泣ける……いいなぁ、禅さん。
やっぱり曲を聴くと観劇を楽しんでいる時の気持ちの高揚がよみがえるので、『MA』久しぶりにCDを聞こうかなぁ~って気分になりました。
で、ここで一幕目が終わりで、休憩をはさんで2幕目。
一転『モーツァルト!』の世界です。
アンサンブルの『ここはウィーン』の後に、これ、これを待っていた!の芳雄くんの『僕こそ音楽』!
2005年の再演が私が芳雄くんにはまるきっかけだったので、本当に印象深い1曲です。
あの時、初めてやっとライブで芳雄くんの歌を聴くことが出来るドキドキで帝劇の席に座っていたことを思い出します。あの時は幸運にもセンターの前方席だったので、本当にまっすぐ視線の先で、今自分の目の前の空気を震わせながら芳雄くんが歌っていることがうれしくて、歌詞もすごく良くって、涙が出たっけなぁ~。
な~んて感傷(?)に浸っていたら、それこそスペシャルヴァージョンな出来事が!
なんともう一度『僕こそ音楽』です。
今度はもう一人のヴォルフガングの山崎育三郎くんヴァージョン。
(ちょっといろんな意味で酷な気がするんだけど……ステージ上も、聞いている方も)
育三郎君は彼のデビューのマリウス以来かな?あれ?さやコゼ見に行った時は誰がマリウスだったかな(汗)。バタバタしてる時期でブログにも残ってなかった(汗)。
ともかく、印象に残っていた育三郎くんよりも声が甘い感じでちょっとびっくり。へぇ~、こんな感じのヴォルフガングだったんだぁ、って新鮮でした。
『モーツァルト!』新鮮が多いコーナーでした。
舞台ではずっと市村さんと高橋由美子さんが演じているレオポルト、ナンネールをそれぞれ禅さんと土居裕子さんが歌いました。土居さんは男爵夫人も!これこそコンサートだからこそですが。
で、、禅さんのレオポルト!!
すっごく良かった。もうね、ぜひ本編でも演じて欲しい。禅さんのレオポルトが観たい!
もしも芳雄くんがヴォルフガングを卒業してても見に行く!(えっ!?いや、それは……)
それとパワフルな新妻コンスタンツェの『ダンスはやめられない』。
これはもうね、文句ないです。初めて安心して歌にどっぷり浸って聞いた気がするし(汗)。←何気にとっても失礼な発言だ。
新妻コンスタンツェの本篇もステキかも、って思いつつも、やっぱり育三郎くんと平田愛咲さんという有望な新人の『愛していれば判りあえる』のデュエットはああこれが若い、ってことかぁ~って気持ちにもなるし、う~ん、どっちの要素も良いんだけどな。
そして猊下の『神よ、何故許される』はいつもどおりに圧巻。
ざっくりなので、続いて最後のコーナーの『エリザベート』。
これはオリジナルキャスト、コンサートバージョンキャスト入り乱れて何ともスペシャル版。
「ミルク」の育三郎くんのルキーニは……若いね、ってことで(汗)。
最大のスペシャルが多分(汗)、瀬奈じゅんさんのトート。
トートダンサーを引き連れて「愛と死のロンド」と「最後のダンス」を宝塚ヴァージョンってことですね。
う~~~ん、以前一路さんのコンサートDIVA2003だったかな?のDVDでも思ったんだけど、宝塚の男役の役者さんって言うのは、役を離れてもまだ演技の上にいるんだよね。
男役の誰々っていうのをそれこそ24時間とまでは言わないけど、人前に居る限りは常に演じている上にさらに役が乗っかってる。
ところが、一度、宝塚を離れて「女優さん」になってしまっているところに役を乗っけても、なにか違うんだわ。
ま、もっとも一路さんにしろ瀬奈さんにしろ宝塚でのトートを本当に観たわけじゃないから想像にすぎないんだけど、でも、きっとあの空気じゃないんだと思う。
ま、でもそれはそれで楽しんだ上で、さらにやっぱりスペシャルはこれでしょう。
山口トートと芳雄ルドルフの『闇が広がる』。
あ~、これも個人的に思い入れが……
ってことで、ドキドキでした。
プログラム外にの曲目として、地方公演からなのかな東日本大震災で命を落とした人たちを思って、そしてモーツァルト繋がりで、モーツァルトのレクイエムからLacrimosa。
アンサンブルと土居さんと芳雄くんによるコーラス。
綺麗でした。この場面でこんな音楽が聴けるんだ、って思うほど。
それまでの熱気というか情熱というかに満ちたアツい空気から、一転して静かな、でもしっかりとしたハーモニーが広がって、良かったです。
この曲が演奏される理由と、メンバーの理由をちょっと土居さんと芳雄くんがコメントしたのですが、つまるところ二人とも芸大に在学中にこの曲を何度も練習したり演奏したってことでした。
芳雄くんの場合は合唱の授業の課題でみっちり歌ったみたそうです。
ああ、そういうことね、とSotto Voceの選曲。
学校でのお勉強の成果を入れ込んでいたんですよね。そうそう、もう1曲イタリア歌曲も入っていたし。
うんでも、ほんとLacrimosaは素晴らしかったです。
フィナーレは『影を逃れて』
満腹も満腹、食べすぎなぐらいに豪華なコンサートが幕となりました。
DVD,予約はしてこなかったけど、発売になったら帝劇の売店で買えるかな、と思っています。
出来れば『ルドルフ』の公演期間中だとありがたい。
ウィーンミュージカルコンサート!!
以前に1stシーズンとは銘打たれずに行われた時は、非常に限られた日程でシアタークリエと言う小さな箱だったので、見に行きたい!とか思う以前の話だったのですが(汗)。
今回は、大きな箱(ある意味大きすぎて色々とね……)だったのですが、その収容人数でもフォロー仕切らないほど集客力のあるキャスト(と組み合わせ)だったので、チケット大激戦。
とってもラッキーにも手にすることが出来て、出掛けてきました。
で、いきなり一言が「禅さん(石川禅さん)ステキ!」です。
え、芳雄くんじゃないのかって?
芳雄くんはもうそれは、楽しみにしていた期待を全く裏切らない、とっても満足したし、ドキドキしたし、それはもう別。
で、それと別に全幕通して、やっぱり禅さん、素敵だわ~ってことで。
クンツェ&リーヴァイコンビで生みだされ、日本でも人気を博した4作品『レベッカ』『MA(マリー・アントワネット』『モーツァルト!』『エリザベート』(コーナー順)の美味しいところどりのコンサート。
行ってみれば、オペラの有名アリアだけが次々繰り出されるコンサート(あ、これって結構ある?)なので、とっても贅沢。でも、反面、やっぱりドラマチックな曲はそこまでの物語の流れの中でど~~ん、と盛り上がってからこそ!って味わいもやっぱりあるのも確か。
すごく満足しつつも、やっぱり本編をまた観たい!って思いが強くなります。(あ、そこが興行主側の思うツボってやつか(笑))
実際、歌い手さん(役者さん)たちも、次々いろんな作品の山場をそこに持ってくるって言うのは結構大変だったのではないかと思います。
さて、1曲ずつ感想を書いたりするととんでもないことになるので、ざっくり行きましょう。でもざっくりと言いながら長くなるのはお約束。
オープニングはアンサンブルによる4作品のオープニングメロディーから始まって、最初は『レベッカ』。
この作品は1回しか観てないので、あんまり楽曲は覚えてない。
でも、ああ、そうだこんな感じだったなぁ~、って。
オリジナルキャストはマキシム祐一郎さんとフランク禅さんだけ、涼風さんのダンヴァース夫人は再演からだから、初演しか観てない私は「はじめまして」でしたが、あの恐怖感は予想通りハマっていました。
ヒロインなのに名前の無い『わたし』役は今回は新妻聖子ちゃん。
歌のうまさは問題ないけど、やっぱりあの自分に自信が無い、自分が何者かにまだめざめる前の雰囲気はちょっと無いかな。お芝居じゃなくてコンサートだから歌が上手いのでOKですが、お芝居で見るとしたらちょっと違うんだろうな。
続いて『MA』。
これは日本での上演自体が2007年以来だから、だれにとってもお久しぶりな感じ。
日本での世界初演の後にドイツで改定を加えられたヴァージョンに基づいてのコーナーになっていて、最後には新曲も。
このコーナーはスペシャルヴァージョンでは全てのキャストがオリジナルキャスト。
ってことで、芳雄くんのフェルセンと涼風さんのマリーの恋人同士です。
ええ、ここでは先月はハムレットとガードルートで母と息子だったなんてことは封印ですとも(笑)。
いや、でもね、やっぱり芳雄くんはここ数年の成長がすごい。
歌とか声といった部分だけじゃなくて、やっぱり30歳代になって大人の男性の空気が彼なり(汗)に出てきている。
さから先月の親子の空気を引きずることは全くないし、本編の頃よりずっと頼れるフェルセンって感じでした。
でもね、このコーナーでの衣装は微妙(汗)。
どうやらジルヴェスターコンサートの時に着用した有村淳さんのデザインのものだそうなんだけど、白と思ってたけどピンク?の変形燕尾服なんだけど、なんかちょっとあまりに「王子」風味に苦笑。
ジルヴェスターのTV放送ではそんなに気になってなかったんだけどな。
それに有村さんの衣装って、結構好きなんだけど、今回はなんか微妙でした。
で、芳雄くん的にはMAには初披露曲が入っていました。
ドイツヴァージョンでラストシーンに加えられた『苦しみのかなたに』と言うマルグリットやアンサンブルと歌う曲が新曲(といってもメロディーはリプライズ)。
これは再び日本で聞かれるためには本編の再演しかないわけですが……あるかどうかも未定だし、当然キャストもどうなるか……ってことで芳雄くんがこれを歌うのはもしかすると最初で最後の可能性だってあるんだけど「DVDで残ります」と芳雄くん自信から強いお言葉でした。
そしてなんといっても禅さんの「もしも鍛冶屋なら」。
これ、お芝居の中でも泣けるけど、これだけ聞いてもやっぱり泣ける……いいなぁ、禅さん。
やっぱり曲を聴くと観劇を楽しんでいる時の気持ちの高揚がよみがえるので、『MA』久しぶりにCDを聞こうかなぁ~って気分になりました。
で、ここで一幕目が終わりで、休憩をはさんで2幕目。
一転『モーツァルト!』の世界です。
アンサンブルの『ここはウィーン』の後に、これ、これを待っていた!の芳雄くんの『僕こそ音楽』!
2005年の再演が私が芳雄くんにはまるきっかけだったので、本当に印象深い1曲です。
あの時、初めてやっとライブで芳雄くんの歌を聴くことが出来るドキドキで帝劇の席に座っていたことを思い出します。あの時は幸運にもセンターの前方席だったので、本当にまっすぐ視線の先で、今自分の目の前の空気を震わせながら芳雄くんが歌っていることがうれしくて、歌詞もすごく良くって、涙が出たっけなぁ~。
な~んて感傷(?)に浸っていたら、それこそスペシャルヴァージョンな出来事が!
なんともう一度『僕こそ音楽』です。
今度はもう一人のヴォルフガングの山崎育三郎くんヴァージョン。
(ちょっといろんな意味で酷な気がするんだけど……ステージ上も、聞いている方も)
育三郎君は彼のデビューのマリウス以来かな?あれ?さやコゼ見に行った時は誰がマリウスだったかな(汗)。バタバタしてる時期でブログにも残ってなかった(汗)。
ともかく、印象に残っていた育三郎くんよりも声が甘い感じでちょっとびっくり。へぇ~、こんな感じのヴォルフガングだったんだぁ、って新鮮でした。
『モーツァルト!』新鮮が多いコーナーでした。
舞台ではずっと市村さんと高橋由美子さんが演じているレオポルト、ナンネールをそれぞれ禅さんと土居裕子さんが歌いました。土居さんは男爵夫人も!これこそコンサートだからこそですが。
で、、禅さんのレオポルト!!
すっごく良かった。もうね、ぜひ本編でも演じて欲しい。禅さんのレオポルトが観たい!
もしも芳雄くんがヴォルフガングを卒業してても見に行く!(えっ!?いや、それは……)
それとパワフルな新妻コンスタンツェの『ダンスはやめられない』。
これはもうね、文句ないです。初めて安心して歌にどっぷり浸って聞いた気がするし(汗)。←何気にとっても失礼な発言だ。
新妻コンスタンツェの本篇もステキかも、って思いつつも、やっぱり育三郎くんと平田愛咲さんという有望な新人の『愛していれば判りあえる』のデュエットはああこれが若い、ってことかぁ~って気持ちにもなるし、う~ん、どっちの要素も良いんだけどな。
そして猊下の『神よ、何故許される』はいつもどおりに圧巻。
ざっくりなので、続いて最後のコーナーの『エリザベート』。
これはオリジナルキャスト、コンサートバージョンキャスト入り乱れて何ともスペシャル版。
「ミルク」の育三郎くんのルキーニは……若いね、ってことで(汗)。
最大のスペシャルが多分(汗)、瀬奈じゅんさんのトート。
トートダンサーを引き連れて「愛と死のロンド」と「最後のダンス」を宝塚ヴァージョンってことですね。
う~~~ん、以前一路さんのコンサートDIVA2003だったかな?のDVDでも思ったんだけど、宝塚の男役の役者さんって言うのは、役を離れてもまだ演技の上にいるんだよね。
男役の誰々っていうのをそれこそ24時間とまでは言わないけど、人前に居る限りは常に演じている上にさらに役が乗っかってる。
ところが、一度、宝塚を離れて「女優さん」になってしまっているところに役を乗っけても、なにか違うんだわ。
ま、もっとも一路さんにしろ瀬奈さんにしろ宝塚でのトートを本当に観たわけじゃないから想像にすぎないんだけど、でも、きっとあの空気じゃないんだと思う。
ま、でもそれはそれで楽しんだ上で、さらにやっぱりスペシャルはこれでしょう。
山口トートと芳雄ルドルフの『闇が広がる』。
あ~、これも個人的に思い入れが……
ってことで、ドキドキでした。
プログラム外にの曲目として、地方公演からなのかな東日本大震災で命を落とした人たちを思って、そしてモーツァルト繋がりで、モーツァルトのレクイエムからLacrimosa。
アンサンブルと土居さんと芳雄くんによるコーラス。
綺麗でした。この場面でこんな音楽が聴けるんだ、って思うほど。
それまでの熱気というか情熱というかに満ちたアツい空気から、一転して静かな、でもしっかりとしたハーモニーが広がって、良かったです。
この曲が演奏される理由と、メンバーの理由をちょっと土居さんと芳雄くんがコメントしたのですが、つまるところ二人とも芸大に在学中にこの曲を何度も練習したり演奏したってことでした。
芳雄くんの場合は合唱の授業の課題でみっちり歌ったみたそうです。
ああ、そういうことね、とSotto Voceの選曲。
学校でのお勉強の成果を入れ込んでいたんですよね。そうそう、もう1曲イタリア歌曲も入っていたし。
うんでも、ほんとLacrimosaは素晴らしかったです。
フィナーレは『影を逃れて』
満腹も満腹、食べすぎなぐらいに豪華なコンサートが幕となりました。
DVD,予約はしてこなかったけど、発売になったら帝劇の売店で買えるかな、と思っています。
出来れば『ルドルフ』の公演期間中だとありがたい。
by a_bear_in_woods
| 2012-03-26 11:15
| Theatergoing