もりのくまの”M's Grab Bag”が「くまの雑記帳」で再出発。観劇記録、コンサートの記録、おいしいもの記録が中心の雑記帳です。


by a_bear_in_woods
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Daddy long legs読了

って、どんだけ時間かけちゃったんだろう。

アマゾンの自分の発注履歴を検索したら、去年の12月12日に注文しているから11か月かけてしまったらしい。
ま、言い訳はいくらでもできるけど、しても空しいので色々自分の不徳の致すところです。

とは言え、読んでいて後悔は全くありません。
実際にミュージカルを見に行く前にもそれなりに読み進んでいたので、舞台での展開で「ああ、この場面はあの手紙のシーンね」と楽しめたし、観劇が終わってから残りを読んでいる間も「ああ、ここがあのシーンね、なるほど!」とどちらにしてもとても楽しかったです。

そして、今日はもう数日前から次に読む日が最後、って判っていたのですが、本当に読了してしまった……(ちょっとさびしい)。

最後のラブレターは舞台以上に感動ものだった。
と言うのも舞台では触れられていなかった一度目の失恋後のジャービー坊ちゃまの情けない近況が垣間見えるから、なんですが(笑)。
いえいえ、それが無かったとして、それまで懸命に意地を張っているかのごとくのジュディがダディに心情を吐露する手紙からもうね、きます。

やはりこれは決して子ども(小中学生)向けではなく、ハイティーンより上むけです。
誰かを自分よりも大切、って思える感情を抱いてからの方が楽しいしいと思うな。

それと、舞台では実にすざましいネタばれを最初からしているわけですが(ジャーヴィー坊ちゃま=ダディ)、小説では最後の最後手紙まで一切その可能性に直接は触れません。
最後のラブレターで「私は何故ここまで”あなた”が”あなた”であることに気がつかなかったのか、ヒントなら沢山あったのに」と舞台でもセリフに使われていたフレーズが出てきて、読者は初めて確信するのです。

勘の良い読者はそれより前に気がついているのかもしれないけれど。

舞台と違ってダディの心情は全く出てきません。
ジャーヴィスがどんな気持ちでそもそもジュディの学費を出し始めたのか、そして手紙をもらうようになってからの心情の変化も。

そこは舞台の場合はああして並行して見せてくれたのは素晴らしい演出だったな、と思います。

原作のジュディは意外にあっさりとダディとジャーヴィー坊ちゃまが同一人物だったことを認めて、なおかつ愛することを誓っていますが、実際、こんな立場に立ったらそんな寛容になれるの?とか、まだ舞台はジャーヴィー坊ちゃまの葛藤も見ているからこそ許せる過程もそれが無いわけですから……

うん、原作にはもちろん魅力がたっぷりあるけど、あの舞台化は短くすることで作品の面白さを損なうことも無く、むしろ見事に舞台でならではの魅力を引き出すことに大成功じゃないか!と再感動。

でもって、ありがたいことに感動の舞台を年明けにもう一度見られることも決定だ!

2013年、まだちょっと先だけどもうすでに楽しみです。
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by a_bear_in_woods | 2012-11-10 22:36 | Books & Comic books