もりのくまの”M's Grab Bag”が「くまの雑記帳」で再出発。観劇記録、コンサートの記録、おいしいもの記録が中心の雑記帳です。


by a_bear_in_woods
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2月某日 文楽『 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)』@国立劇場&中原淳一展@三越日本橋店

ほぼ備忘録なので、すでに3月にも観劇してますが時系列に埋めて行きます。

某日、って日付は判ってるけど、あまり厳密にする必要もなさそうなので、こんな感じに。

文楽のお供はもちろん母です。
お付き合いできるのが仕事が入って無い時期なので、どうしても9月2月と限定されます。

で、2月の昼の演目は 『摂州合邦辻』。
ってまずは読めませんでした(汗)。
 「せっしゅうがっぽうがつじ」ですね。

その中から「万代池の段」と「合邦庵室の段」でした。

たいてい、長い物語のクライマックスだけを抜き取ってみることになるので、背景を事前に知っておくことは結構重要です。

もちろん、その場でイヤホンガイドのお世話になれば、その辺りから、舞台上、舞台裏までいろんな情報を耳元で囁いて(!?)教えてもらえます。
歌舞伎もそうですね。
でも、これを聴いているとその情報量の多さに、逆に舞台上のことに集中できないという弱点も。

ある時、歌舞伎をイヤホンガイドなしで見てみたら、意外に判るところはわかる、と気がつきました。(特にセリフは大丈夫。判るものです。)
そこで文楽もイヤホンガイドなしで見ています。
さらに文楽の場合は義太夫は全て字幕で表示されているので、それも助けになります。

でも、先にのべたようにクライマックスだけを抜き取った物語の場合、導入部分でついて行くためには事前に調べておいた方が判りやすいのも事実。
もちろん、それは当日プログラムを購入して、開演前に読むでもOKですが、何のためのインターネット!
ということで、私は演目が判った時点でたいていは検索してあらすじをつかんでおきます。

さて、この話も他の文楽と同じように「能」に「歌舞伎」にそして他の原題の作品へとモチーフはマルチメディア展開!?しています。
「能」だと『弱法師』と言われるものだそうですが、これはマンガ『花よりも花の如く』でも扱われていたのですが、すっかり忘れていました(汗)。

各話で多少違いはあるようですが、大きな筋は大名の家の盲目(病のせい)の嫡子とその嫡子に思いを寄せる継母の壮絶な追いかけっこ!?です。

ともかく、継母の感情というのが物語の出だしでは、異常な愛情にしか見えないのですが、  「合邦庵室の段」で明かされる真実は、そりゃもう大どんでん返し!!!

ネタばれを承知で検索したあらすじを読みながら???ってなるほど。
同行の母はあらすじを知らない様子だったので、あえて黙っておいたのですが「合邦庵室の段」はお弁当をいただいた後の一番眠い時間帯だったというのに、驚きの連続で眠気も吹っ飛んだそうな(笑)。

いやはや、壮絶でした。

あらすじはここでは述べませんが、話の壮絶さもすごかったのですが、実は舞台上の密度もすごかった(笑)。
登場人物が多く、特にその大どんでん返しの辺りでは主役級の人形が5体。
ってことは人形さん(操る人)は各人形に3人なので15人!!!

大迫力でした。

さて、この日は大きな物語だったのですが、終演時間は早かったのでもう1か所立ち寄りました。
それが中原淳一展
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これは、淳一が雑誌に描いていた女の子の部屋の飾り方の提案を形にしたもの。
こんな風に、いくつかの洋服なども実体化させていて、撮影スポットになっていました。

沢山のファッション画は今でも魅力は失われていなくて、母の世代のように懐かしさで足を運んでため息をつく人たちが多い一方で、今のファッションに身を包んで「学び」の目線で真剣に食い入るように見つめる人たちも見られました。

私は子どもの頃に母がサラサラと広告の裏などに描いてくれた女の子の絵の原点がここにあったのか、と感慨深く見てきました。

それにしても魅力的なグッズが多すぎて、結構散財してしまいました(汗)。
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by a_bear_in_woods | 2013-03-13 09:08 | Theatergoing