もりのくまの”M's Grab Bag”が「くまの雑記帳」で再出発。観劇記録、コンサートの記録、おいしいもの記録が中心の雑記帳です。


by a_bear_in_woods
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カテゴリ:Theatergoing( 39 )

2回目でマイ楽の観劇は義妹と一緒でした。

今回は最初に友人と一緒に観劇を計画していたので、チケットをどの候補日も2枚で手配していたところ、たまたま義妹の上京の予定とチケットの日付が重なったので、お誘いいたした次第です。
義妹はもちろん初芳雄くんです。

東京での楽が近付いて、完全に後半戦に入って来ていた舞台は、若手の役者さん達が前の時にまして皆さんヒートアップしてきているという印象を受けました。
芳雄くんのハムレットも前回よりもアツイところはアツく、感情の起伏が激しくなったと言う感じでした。

2回見ると特にハムレット(役)はいろんなタイプの曲を歌っているそのバリエーションの向こうに作曲家とハムレットの両者のナルシズムが見え隠れする感じも面白く感じました。
できればもう1回見たかったなぁ~

やっぱり1回目は新鮮な驚き、2回目は新しい発見、3回目にやっと消化ってのが一番いい観劇ペースなんだけど、ま、そう贅沢は言えないしできないですね。
でも、でも、映像であれ、再演であれ、また目に耳に出来るチャンスがあることを願っています。

さて、幕間に義妹に「このダイジェスト版ってどう?」と聞いてみました。
「う~ん、皆がこの話は知ってるって前提だよね?」
「どうだろう?本当にみんな知ってるかな?」
的なお話を少ししていました。

私はと言えば、先日、手持ちの本を持ち出してみて開いてみたら、どうやらレポートに必要だったかの名せりふのところしか読んでない模様でした。(道理で『本』に関しては色々記憶あいまいなはずだった(汗))。
義妹はイギリスに出かけた折に「なにかシェークスピア作品を見ておこう!」と思って見たものが『ハムレット』で、観劇予定が決まった後になにぶん原語で見ることになるので本で予習したけど、それまたはるかかなた過去のことだったそうで。

でも、そんな私たち二人の幕間の意見の一致は
「いつ、父王の亡霊が出てくるのか心配になった(笑)」
でした(爆)。

いや、でもさ、ホントこれが無いとハムレットの行動の動機付けが「乗り換えの早い母への嫌悪」になっちゃうから(汗)。
実際、今回の舞台版はガードルートはそういう部分を感じさせるようになってると思うし……

そして今回もレアティーズ伊礼くんのアツイことアツイこと。
アツさが増していました。
うん、いいんだけどね、すごくまっすぐで妹激LOVEでいいのですが……だけど、アツ過ぎるとついつい見ているこっちはどこか引き始めちゃって、クローディアスに決闘を持ちかけられて、更に盛り上がってくる様子に「あ~あ、冷静さを欠いちゃって、すっかり利用されているのになぁ~」と思ってしまうわけで←あ、でもこれは全てを見ている観客視点としては正しいのか、彼の決闘の動機に正当性を強く見出だすのもありだけど、話を見ている側の視点としてはこれ、ありだね。

それにしても伊礼くんの切り替えの早さはすごい。
エンディング間際であれだけの感情の爆発と決闘を演じて見せておきながら、カーテンコールでは満面の笑顔!すごいなぁ~
ついでに、先ほど公式ホームページにUPされていたバレンタインデーのトークショーの様子も見たけど、やっぱり凄いハイテンション(笑)。
ぜんぜん悲劇を引きずらない。これがラテンの血!?

一方、芳雄くんは前に観た時よりは役を引きずった感じの状態が短くなって、演じ切った、走り切ったと言った充足感がカーテンコールでも見えるようになったように感じました。(ええ、ファンの勝手な思い込みですが、何か?)

さてさて、観劇後の義妹との感想はやっぱり「涼風さん、超絶に美しい~」でした。
いや、もうあれは本当に悲劇を生みだす元凶になりうる妖艶さです。妖しいという言葉が入る美しさです。

それと『ハムレット』と言う作品の不思議な魅力の話にもなりました。
何処にも救いが見いだせない、なんかしらの教訓も生みださない物語なのに、観終わった時に「良いものを見た」って思いが来るのは何故なんだろうね?と。
本場の『ハムレット』もこの日のミュージカル『ハムレット』も、どちらもみんな死んでしまったと言う重苦しい悲劇の結末を引きずるよりも「良い物を見た」とい思いの方が強いそうです。

なるほどそうかも。
う~ん、なんでかな?願った形とは違っただろうけど、それでもハムレットは父の敵を討つと言う本懐を遂げているからなんだろうか?

ってことで、とりあえず本も引っ張り出してきたのでせっかくなので読んではいるのですが、Holling, you are absolutely right. They talk too much.です。
長セリフの多いこと、多いこと、なかなか読み進みません(汗)
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by a_bear_in_woods | 2012-02-22 10:30 | Theatergoing
久しぶりのTheatergoingです。

でも、肝心の話に行く前にちょっと寄り道するかも(笑)。
いつものランチ話ではなく、昨年末から少しずつ読み進めていて、先週やっと読み終えた本の話。

The Wednesday Wars
と言う、残念ながら日本ではまだ翻訳されていない児童文学作品を読んでいました。

あらすじはこんな感じ↓

1967年のアメリカ(ベトナム戦争時)が舞台の話で、Holling Hoodhoodロングアイランドに両親と高校生の姉と暮らしている7年生だから日本で言う中1の少年が主人公。
年齢的に色々なことを抱えるお年頃なんだけど、彼の場合はどうも人一倍いろんなことを抱えているらしい。

建築業を営む彼の父は仕事には熱心だけど、子どもたちへの関心はどうも今一つだし、お母さんも話を聞いているようだけど……そして高校生のお姉ちゃんはフラワーチルドレンにシンパシーを強く感じ、父親を神経を逆なでしている。

そんな家の中だけでも十分ため息が出る日々だけど学校生活でも次々と問題が起こる。なかでも一番のHolling の問題は、水曜日の午後は一人で担任のMrs. Bakerと教室で過ごさなければならないこと。しかも9月に新学期が始まった時、Holling は何故か新しい担任のMrs. Bakerは自分を嫌っていると思い込む。
かくして水曜日の午後は彼にとって最大の苦痛の時間になるのだが、ある時、Mrs. BakerはHolling が思うところ、彼を「退屈死」させようと、シェークスピアの戯曲を読むように指示するのだ。
しかしHollingの言うところのMrs. Bakerの思惑は大きく外れて、彼はすっかりシェークスピアに嵌っていくのだった。


物語は1カ月ごとに章になっていて、10月の『ベニスの商人』に始まって、ほぼ1カ月にひと作品のペースで読んで行きます。
その間、学校や家でいろんな問題が起こるのだけど、それがどこかその月に読んでいる作品にリンクしていたりするし、セリフの引用も沢山出てきます。

ミュージカル『ハムレット』を見に出掛ける電車の中でもこの本の続きを読んでいました。
そして、ちょうど読んでいた場面がHollingがついに『ハムレット』を読み始めたところでした。
Hoodhood家の問題もますます深刻になって行くなかで、Hollingはなかなか『ハムレット』にだけ集中できない様子。

ハムレットとポローニアスはしゃべりすぎだから、退屈なセリフは飛ばして読む!と言う暴挙にでたところでした。

ってことで、ええ、舞台を見ていてポローニアス(山路和弘)が出てくると、つい笑いたくなってしまいました。
だった、本当に良く喋って(歌って)いたもの。確かに口数が多い!

一方、我らがハムレット(井上芳雄)は思ったよりしゃべって(歌って)いない印象を受けました。

なにぶん、普通に上演されたら3時間は超えるし、随分とシェークスピアの世界に理解とシンパシーを感じだしていたHollingさえも読み飛ばしたくなるほどの大作『ハムレット』を2時間に満たないコンパクトに詰め込んでいるのだもの。

実際はハムレットは沢山歌っていましたが、ポローニアスと違って「しゃべりすぎ!」とは思わないで済む程度。
もちろんポローニアスは「しゃべりすぎ!」と思われてこその役なわけだけど。

それにしてもガードルートの涼風真世はすごかった。
白くてなめらかなデコルデと背中を惜しげなく見せているんだけど、それが緋色の衣装に映えて、本当に色っぽい。体のラインも年齢を全く感じさせない美しさで、それはそれはクローディアスも国だけではなく、この人のことも兄から奪わないと気が済まなかったのだろう、と思わず納得。

伊礼彼方のレアティーズはとってもアツイお兄ちゃん(笑)。
どんだけシスコンなんだ!って勢いで妹を心配している姿がなんともカントも。
墓場でハムレットとオフィーリアの遺体を奪い合うシーンは迫力すぎて、妹と言うよりも恋人を取り返そうとしているようにしか見えない。
誰か大岡裁きをしないとちぎれちゃうよ!って思うほどの迫力でした。

そしてその二人の男性にアツく取り合われたオフィーリアは新人の昆夏美。
小柄で少女そのものの彼女は歌はとてもパワフル。アツイお兄ちゃんレアティーズとのデュエットも全然負けてないし、芳雄くんとのデュエットも伸び伸びとしていて良かったです。

でもあまりに少女少女なのでハムレットに「尼寺へ行け!」と迫力で言われているシーンはこれだけでも気が変になっちゃいそう!といたたまれない気分になりましたが……

いや、本当に「尼寺へ行け!」のシーンはその勢いと迫力でこっちがドキドキして、辛く悲しくなっちゃいました。

楽曲的に好きだったのは、旅一座とハムレット、ホレーショーのコーラスのところとハムレットと墓掘りとホレーショーの3人で歌うシーン。
後者は振りも楽しかったので、その前後のとても悲しいシーンを一瞬忘れさせてくれるし、ふと思い出した時に余計に悲しくなるしのいいシーンだし、曲も楽しかった。それとここでのやり取りはいかにもシェークスピアってセリフを残しているシーンの一つで、セリフそのものも面白かった。

ともかく、何と言ってもあの『ハムレット』を正味2時間切るコンパクトにまとめたので、あっという間に話が駆け抜けていく。
父のゴーストの出番も少ないし、兵士の噂にも上らない。
なにより最後をしめるはずのフォーティンブラスも登場しない!!

そのせいで、実はラストのシーンでちょっと困った気分になります。

えっ?それでデンマークと言う国はどうなってしまうの?って

もちろん隣国ノルウェーの王子フォーティンブラスに国を任せてしまうと言う元々のエンディングも実に簡単には納得できないんだけど、それでも一応ハムレットは最後に王族として国と民が主を失いバラバラになることだけは避ける責任を果たしている。
でも、このハムレットは

国家に関する遺言は何一つないって……

国家と民はどうするんだぁ?

と思いっきりクエッションマークでお話が終わってしまいました。

これって私の文学センスのなさのせいかとも思ったんだけど、今回同行した友人(私よりは断然文学センスあり!)も同じように感じたらしいから、きっと他にもそこが気になった人はいるに違いないと思ってます。
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by a_bear_in_woods | 2012-02-13 18:18 | Theatergoing
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性懲りもなく遊んでます(笑)。

今年最大の自分へのご褒美!(とでも言わないと、ほんと贅沢過ぎて)
しかし、何を成し遂げたことに対してのご褒美なのかはこの際不問ってことで(爆)。

ともかく、参加して来ました。

会場に18時ごろにつくと、ワクワクとした気持ちと、私もですが一人で参加される方はすこし緊張された面持ちもあり、またお友達たちともう十分気持ちが盛り上がってる方あり、のともかくこれからの幸せの時間を楽しみにする人たちでいっぱいでした。

18時半にテーブルへと導かれて着席すると、いつものディナーショー同様にそれぞれの席には芳雄くんの写真とサインのついたメニューが置いてあります。

ああ、もうこれも3枚目になったなぁ~、と気がつけばそれなりにファン歴も長くなったと思ってみたりもして。

私のテーブルはお一人の参加者の人が多かったようです。
幸い、お隣の人が話しかけやすい方だったので、お食事の間はすっかりおしゃべりに付き合っていただきました。その節はありがとうございます(ってここを読むかどうか判らないし、私だと判るかもどうかなw)。

ファン歴も同じくらいの方で、スタンスも割と近い方だったので、気持ち良くおしゃべりすることが出来ました。

それと、私の席のすぐ近くのテーブルがヅカOGが並ぶ関係者席!!
まぁ~、なんてラッキー。お食事の時から目の保養です(笑)。

オマールエビにスープ、牛ひれ、ムースと無事にお料理がお腹に納まって(行く前の我が家での予想はサーモン・スープ・牛ひれ・ブッシュドノエルだったので正解率50%)、珈琲もいただき、いよいよです。

そうそう、これまで私が参加した時のディナーショーはステージが前、中央、後方と三か所だったのですが、今回は中央はありません。中央付近のお席だったので、ちょっと残念。

さぁ、どっから登場するのかな?とドキドキしていたら、今回はスタンダードに前からでした。

前方ステージには階段が作られていて、燕尾服(黒)姿の芳雄くんが、白いドレス姿のゲストの二人のヅカOGをエスコートして登場です。
1曲目さながら"That's ENtertainment"って感じです。

スタートは古き良きミュージカルの世界がテーマ。
そして今回のショーは芳雄くんのやりたいことをやる(!?)ってテーマだそうです。
なるほど、ミュージカルづくしか(笑)。
ついでにヅカ風味もか(爆笑)。

3曲ぐらいずつでひと固まりのテーマになっている構成で、second period(?)はウエストサイドストーリー。
衣装は真っ赤な革ジャン。トニーになりきり!?
大晦日のジルベスターコンサートでも歌うので「練習」だそうで。

そして、自分でも「ミュージカルばかりか」って言われるだろうから、的な言い訳も入れながら
Nella Fantasiaを幕間的に入れてきました。
私もこの曲、好きなんですよ。(好きな人は多そうだ)
それと、歌う前の芳雄くんのコメントもあって聞きながらウルウルとしてしまった。

トークの中で今年はどうしても避けられない震災のことに触れた時に「今ここにいられることの大切さ」のようなことを言っていて、本当にそのことを感じているので、ショー全体を通してずっとなんていうかウルウルしっぱなしだったってのが事実だたりするわけだ。

再びミュージカル曲に戻ると今度は「オペラ座の怪人」と「ファントム」。
仮面をつけての登場です!!
まったく(笑)。やりたい放題だわ。いやいや、聞き手のこっちもそれは望むところだ!って感じだけどね。

そして本編(!)最後のコーナーはやっとここでのクリスマスソング。
ええ、たしかクリスマスディナーショーでしたっけ、ね。
ほとんどミュージカルディナーショーでしたが。

クリスマスソング、好きだそうで、クリスマスCDも作りたい!けど、夏場に作るのはその気になれないから、冬に録音して翌年にリリースできないかな、って。
ああ、それでいいから欲しいです。

クリスマスCDコレクター!?としては、ぜひぜひ欲しい1枚だわ。

で、クリスマスソングの選択もなかなか良かった。
Have Yourself A Merry little Christmas
All I want for christmas is you

little Christmasはいいね、この曲好き。
ただ能天気なクリスマスじゃなくってちょっと切ないの。
そう言えば、この曲も元々を辿るとミュージカル映画なんだっけ?作品知らないけど。

良く聞くAll I want for christmas is you
の方も彼にあったアレンジになってたし、気分盛り上がって本編終了!

そしてアンコール。
1曲目は中島みゆきの「二隻の舟」。
この曲は私は聞きに行かなかった、例の驚きの和太鼓とのコラボの際に歌った1曲出そうでした。
これまた歌詞がとても良くて、でもって何と言っても芳雄くんの歌の良さは歌詞が伝わってくる力なので、もうウルウル際限なく、って感じ。

最後の最後の1曲はmother
ミュージカル歌手と言うポジションだから、CDにしろ、コンサートなどにしても「二隻の舟」のようにカヴァーが多くなるんだけど、このmotherは彼の持ち歌。
でも、まだCDなどには入ってない。だからこういう場で聞けるのは本当に貴重なのだ。
最高のクリスマスプレゼントでした。

と言うことで、本当に気持ちがとても興奮と言うとちょっと違うけど、高ぶった感じのままでショーが終了。

あ~、本心を言えばクールダウンにもう1杯飲みにどこか静かなところに行きたい気分でした。
でも、ほんと今回は知人が見当たらなかった、残念。

それと、感動するとお腹がすくんだよw
ディナー食べたあとなのに、もう一杯とおつまみが欲しい!って(笑)。

ということで、本当に夢のような時間を過ごしてきました。
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by a_bear_in_woods | 2011-12-23 12:25 | Theatergoing
2回目です(笑)。

話の流れを知っていても、やっぱり笑うところは笑うし、辛いところは辛い。
判っていても、やっぱり3人のそれぞれの弱さやズルさが、なんともほろ苦いや。

まだ半分行ってないし、ってことでネタばれは控えめに。

日替わりネタがいくつかあります。
特に出だし部分の日替わりネタはニイロ兄さんが芳雄くんに無茶ぶりをするのがディフォルトらしく、今日はかなみちゃんが、その無茶ぶりに思わず素で吹き出しかかっていました。

他にも、色々、日替わりアドリブがあるようで、順番が前後しますが、今日の抽選会で舞台に上がった方の職業を聞いて、ぜひネタを、とおねだりもしていました。
若干ネタばれになりますが、若かりし日の3人が勉強をするシーンで問題を読みあげるんだけど、そこで取り上げる問題が日替わりみたいです。
で、今日は学校の先生が抽選会で舞台に上がったので「参考書送ってください」ってニイロ兄さんがお願いしていました(笑)。
(抽選会ではアマデを演じた亜美ちゃんが当選するハプニング!がありました。)

ニイロ兄さんはしかし、今日は噛み過ぎなのはちょっと……まぁ、客席は笑っちゃってましたし、噛んでもキャラっぽいところもあったけど、でもね。ちょっとお疲れかな?

運動量が増えてきているのか、先週見たときより、芳雄くんも汗だく。
演技にまぎれて汗を拭く拭く……それでも、汗が飛ぶ!大変です。

そうそう、今日の私の「気づき」は音楽にも伏線がしっかり張られていたこと。
あ、そうか、この時点ですでに全ては決まっていたのだ、と気がついた時、リピートして良かったぁ~と思いました。
ま、私が鈍くて1回じゃ気がつかないだけですが。

とりあえず、2回目の感想は軽く終了。

短いのは愛が足りないわけじゃない……たぶん、きっと(笑)
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by a_bear_in_woods | 2011-11-07 21:45 | Theatergoing
色々とあった今年ですが、theatergoingの楽しみもすっかり元に戻って来た感じです。
3週連続に観劇予定を組みこんでしまいました(汗)。

さすがに夫が呆れた顔をしていますが……

うん、自分でもちょっとやりすぎたか?って思いが無いわけでもないですが、ま、いいか(笑)。

と言うことで『Triangle Vol.2~探し屋ジョニーヤマダ~』My初日でした。

Triangle、三角の名の通り舞台上は井上芳雄、新納慎也、彩乃かなみの3人の役者だけ。
Vol.2とある通り、2009年に上演された『Triangle~ルームシェアのススメ』とのシリーズになった舞台です。

シリーズと言っても、舞台で繰り広げられる物語は全くの別物。
同じなのは役者とスタッフとそしてコンセプト。

二人の男と一人の女の間に繰り広げる話がショーと音楽で彩られています。

前回の感想は前のブログに書いています(1)(2)

前回の胸がキュンとするものの、おおむね爽やかな三角関係だった前作にくらべると、すこしほろ苦い三角関係です。
そして、芳雄くんはタイトルロールなのか(笑)!?
謎の職業「探し屋」(殺し屋ではない!)、ジョニー山田役。

出番はとても多く、動きもとっても多いです。

でも、でも、今回は物すごく「静」の役柄の新納さんがおいしい作品です。
何と言っても「静」の役柄。セリフや動きは多くないけど、いつもの新納さんとのイメージのギャップも合いあまって目が離せない。

あんな捨てられた子犬みたいなつぶらな瞳の持ち主だったとは(笑)!みたいな!!

Vol.1が成長の物語なら、vol.2は成長ではあるけど「気づき」の物語かな。

個人的には前回の物語の方が登場人物の中に自分に近いところを見いだせたり、音楽も私の好みには合ってたけど、きっとこの作品も2度、3度と観ていくといろんな発見がありそうで、楽しみです。

ということで、舞台の幕自体が上がってから間が無いので、内容にはあまり触れずに終了。
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by a_bear_in_woods | 2011-11-01 13:37 | Theatergoing
1週間ぶりの2度目にして、痛恨の(?)My楽な『三銃士』観劇でした。
ええ、相変わらず右腕は固定ですが(汗)。

今回の同行者は夫。ミーマイの芳雄くん初演の初日以来にお付き合いいただきました。

この作品のキャストが発表になった時からのお約束の夏休みの観劇ツアーです。(本当は1泊2日を予定していたのですが、7月に色々と遊びすぎたので日帰りに変更になりましたが、濃い一日を過ごしたのはまた別な話です。)

週の初めごろから、殺陣シーンが多いロシュフォール役の吉野さんの脚の負傷が噂されていての公演でしたが、ヘビーリピーターや事前にその事情を知らなければ、特に不思議や不満はない舞台になっていました。
噂を聞いていたので、どうしても視線を彼の足もとに向けてしまうと、時折引きずる様子があったし、アクションも前回よりは控え目には感じられました。

キャストの負傷が影響しているのか、それとも楽に向けてのいろんな思いがあるのか、噂のアドリブ合戦(?)も控えめ。でも、この作品の観劇が全く初めての夫にしてみれば、なんの不満もなく、楽しめていました。

噂(?)と言えば、宝石箱のとりあいのシーンで、しばしば勢い余ってオケピに箱が落ちることがあったと聞いていたけど、残念ながら(!?)私がみた2回はちゃんと舞台上で収まっていました(汗)。
いや、そういうハプニングもちょっと見たかったかなぁ~って(笑)。

前回は1F前方のセンター付近(FCでとったので席は自分では選べなくて、ラッキーなチケットだったのですが)と言う、本当に迫力の席でしたが、今回は2Fの最前列。
こっちのチケットは席を選べる状況で購入したのですが、1Fの後方よりは2Fの前方の方が迫力があるし、舞台の照明などがきれいに見えるのでこちらを選びました。
あ、でもね、席に着いた瞬間にちょっとこれは欲張ったなと思いました。

いや、銀橋(エプロンステージ)を想定していなかったのですよ。
客席降りがあったら2Fはさびしいとは思ってたけど、ま、でも2回目だし、客席降りはあっても短いだろうと踏んでいたら、想定外(笑)の銀橋。
座ってみたら、私の背丈だと銀橋が見切れる!!(夫は余裕だよ、見えるよ、って)

ま、でも実際には足元が見えない部分が少しあるだけで、動き全体はちゃんと見えるので問題なしでしたが。

2Fからの舞台は予想通り、石畳を模した照明が美しかったりと、1Fとはまた違う良さを堪能できました。

そしてこの日の最大の(?)サプライズは、カーテンコール後でした。

募金活動のメンバーが前回と同じく三銃士のお三方が出ることになっていたので、残念ながら三銃士の豆知識コーナーには遭遇できず。
そうなるとやっぱり悪役コンビ+ダルタニャンの銀橋トークかぁ~、と思いながらも吉野さんは負担を減らすためには出てこられないよなぁ~、誰?誰が来るか?

と、思ってたらなんと、なんと、なんと!!!

枢機卿猊下が来ました!

これはびっくりでした。
あまりのことに、隣に夫がいることも忘れて
「レアだ、これはレアすぎる」とつぶやいてしまった(笑)。

ま、私のつぶやきなんて可愛いもんで、はっきり言って帝劇が揺れるかと思うほどの歓声というか、黄色い悲鳴でした。

あ~、芳2の貸切の時とのボリュームを比べて見たかったです(貸切に行けなかったんだ、今回。それはとても残念だったなぁ)。
1F席のお客様の中には銀橋に駆け寄った方も多数、どさくさにまぎれて手を出して触れていた人もいたなぁ(汗)。
うん、猊下のファンの多さと熱さを目の当たりに実感って感じでしょうか。

これもある意味貴重な体験でした(!?)。
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by a_bear_in_woods | 2011-08-26 11:06 | Theatergoing
久しぶりのTheatergoingです!

もっとも、地震うんぬんの抜きにしても、4、5月はミュージカル、芳雄くん関係でのtheatergoingは予定していなかったので、予定通りの久しぶりの芳雄くんの歌声堪能のチャンスだったわけです。

そう言えば、去年の『DRAMATICA / ROMANTICA 』の頃も色々とバタバタしてたなぁ~
今年もまた同じようにバタバタしています(汗)。実は耳鼻科のお世話にもまたなってたりもします。あ、でも今回はコンサート禁止令は出てないので多分OKなはず(笑)。

さぁ、本題に行きましょう。
タイトルのWは昨年のオリジナルを残しつつ、新しいチャレンジも入って2倍おいしい、ってことだそうです。

全体の構成は前回と同じ、1部のDramaticaはミュージカルの楽曲中心で2部のRomanticaはクラシカル・クロスオーバ中心。
前回に比べると構成・演出の小林香さんの訳詞というか「作詞」の日本語の歌詞が増えたように思えます。

基本は同じ演出とはいえ、他にも1年たっての変化がみられる点がいくつか。
彩吹真央さんが随分と女性になってましたね(笑)。
宝塚退団直後の昨年は、どちらかと言えば男役の気配を漂わせたシーンのほうがしっくり感じたけど、今度は逆にエスコート役の方が少しぎこちないというか、今回は芳雄くんが勝てたと言うか(笑)。いや、去年は彩吹さんの方が決まってた、ひいき目を持ってしても(笑)。

Dramaticaで特に印象に残ったのは芳雄くんと新妻聖子ちゃんのデュエットPenser L'impossible。
原曲はオープニングに引き続き、去年も取り上げられたフランス版のロックミュージカル「モーツァルト」の楽曲。
そこに小林さんのオリジナルの歌詞が重ねられていたのですが、その設定が!!!!
大受けでした。
敵同士の王子と姫。しかも姫の方はどうやら男勝りの戦士ときた!!
聖子ちゃんの強気モード全開がすごく嵌っていて、楽曲の勢いと相乗効果でかっこいい!
受けて立つ芳雄くんも前回の「ムーランルージュ」での絡みのようなヘタレさを頑張って封印(笑)。
その勢いで、来月のダルタニアンも頑張ってください、って感じでした。

そして、今回の目玉は多分これ。
Bメドレー。
5人のキャスト全員にゆかりのあるミュージカルナンバーのメドレー。
これ、ミュージカルオタクの芳雄くんは舞台上で「あの曲やこの曲」が歌えるなんて!と大喜びだったのでは?
何と言っても『愛あればこそ』はきっと涙が出るぐらいうれしかったに違いない(笑)。
それにしても、知念里奈ちゃんと聖子ちゃんのダブルキムに責められる芳雄クリスは若干気の毒な気も……亡霊になって2倍に来てます、って感じで別な鳥肌が……

そうそう、知念ちゃんのデビュー曲とやらもナンバーに入ってたんだけど、全然記憶にない!って思ってたら、96年だったのね、デビュー。そりゃ、一番知らない時期だわ、しかたない。

聖子ちゃんのらマンチャの男は今回もあって、これまた大満足。男前な聖子ちゃんの歌いぶり素敵です。

Romanticaは芳雄くんはまたまたジョシュ・グローバンのアルバムからソロを。
To Where You Are
これ、ジョシュのアルバムに入っているだけじゃなくて、ジョシュが「アリーmy ラブ」と言うドラマに2度目にゲストで出た時に歌った曲でもあり、その時のエピソードでジョシュの役の母親(牧師の妻)が理不尽な事件で命を落とし、神を信じられなくなった父とともに悲しみに飲み込まれそうになりながらもミサで歌った曲でした。
詞は小林さんの訳詞になっていましたが、今回のテーマの一つ「祈り」の気持ちがストレートに伝わってくるものでした。(他にもFlyやVもそう)

そう、そして「V」。
これはこうきたか!って感じでした。
ベートーヴェン交響曲第7番の第2楽章。短調の物悲しいコード進行ながらどこか惹かれてやまないこの曲に歌詞をつけてくるとは!!
これ、また聞きたいなぁ。こういうのが音源として残ってほしいんだけどなぁ。

で、これを聞きながら思い出したのがSweetBoxの曲。
ぜひ、次回はこの曲を5人で歌ってほしいのだ
Everything's gonna be alright
バッハのG線上のアリアとして名前が知られているあの曲にサンプリング音楽って言うのかな、独特な形で歌詞が重なっています。

歌詞の内容はね、うん、ある意味ドラマチックでロマンチックだし、今回みたいに歌詞はオリジナル色強くしちゃってもOKだと思うもの。
ぜひ、次はこれを!


今回の会場のステラボールってライブ会場らしいですね。しかも1Fはスタンディング仕様だそうで。
1Fはフラットな床に仮設椅子が並んでる様子でた。
私自身は2F。こちらは席数は少なく、狭い空間ですが傾斜が程良くついていたのでステージ上は翌見える席でした。
ランウェイもあっって、一部2階からは死角に入る物の、演出が十分に気を使っていて本編中は私の席からキャストが死角に入ることはありませんでした。アンコールの時の客席おりは仕方ないし、それはまぁ1Fの人たちの特権だってあっていいんじゃない?程度だし。
ただ、音響は個人的には今回のは今一つ。
なんていうかボーカルが映えない。う~ん、耳鼻科通いが影響してる?
それにハウリングを2,3回起こしてた。

あと1Fの座席からだと、せっかくの綺麗なステージのライティングが十分には見えにくそうでした。
次はまた片仮名の名前のホールでなんて冗談が出てたけど(笑)、ぜひ次は音響が良い所で!
ついでに見晴らしもいいところで。

聖子ちゃん発案のカーネギーホールでは見に行けないので(爆)、まずは「サ○ト○ーホール」あたりを狙ってみてくれませんかね(笑)。演出はちょっと変更が必要になりそうですが……

ともかく、トリプル?を楽しみにしています。
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by a_bear_in_woods | 2011-06-20 19:09 | Theatergoing
そう言えば、この観劇記録を書く間もなく、あの地震が来てすっかりうやむやになってしまってました。

地方公演も終わって、東京に戻って「打ち上げ公演」と言う名の大大千秋楽が昨日終わったと言うニュースを見て思いだしました。

検索で「打ち上げ公演」を目的に来た方にはごめんなさい、です。私は行っていません。
「打ち上げ公演」に行かなかったのは、地震のせいではなく、元々仕事のハズだったから。
実際には仕事の方が地震の影響でなくなっちゃってたから、当日券も出たみたいだし、行こうと思えば物理的には行けなくもなかったってオチがつきましたが……

さすがに、気分的にはまだ本数も限られている、しかもダイヤも怪しい電車に乗ってまで駆けつけたいとまでは行かなかったですね。
なにせ「ウェディングシンガー」と電車のダイヤには初演の時のトラウマもあるし(汗)。
まさかね、またああいう羽目に陥って、夫に迷惑をかけるには時期が悪すぎる。

ってことで、お留守番部隊でした。

タイトルからは話がずれるけど6月のドラロマWで観劇生活復帰!を目論んでいたのですが、どうしたものだかチケットが入手できず(涙)。
このままだと観劇生活の復帰は8月(三銃士)になりそうです。
上京は多分7月中にコンサートのチケットを取ってあるので、そっちで復帰になりそうですが。

さてと、いい加減、タイトルにあったことを書かなきゃ。

なんですが、ええ、正直なところかなり記憶が抜けてしまってます。

結構前方のセンターの席だったので、観劇中はとても満喫!だったし、ロビー(芳雄くん)とグレン(大澄賢也さん)がお札を捲くシーンでは2枚も手元に飛んできました(ああ、この観劇の数日前のブルーマンショーでも同じような席で、そっちは思いっきりバナナが飛んできたっけ(笑))。
お札は残念なことにキャストのサイン入りではありませんでしたが、でも、舞台から何かが自分に向かって降ってくるってのは楽しいです。(バナナは遠慮したいけど)

初演の日生劇場より舞台が随分小さくなって、奥行きも短いので、前方席で見ると本当に終始役者さんたちが近く、オーケストラからバンドに変わったのもあって、お芝居って言うよりショーと言うかライブと言うか、客席と舞台が物理的にも気持ちも一層近い感じになってた印象が残っています。
そして、相変わらずのバカバカしい予定調和の物語なんだけど、それがまた楽しくて、楽しくて。
うん、やっぱりこの作品は本当に気楽に楽しめて良かったな。

何より、元々2回の観劇を予定していたのだけど、ともかく1回は行けて良かった。それが最大の今回の良かったかもしれない。(今回は、チケットが払い戻せたので、ある意味前回より損害は小さいのですが(汗))

どうやらうれしいことには「再々演」も決まったらしいです。

今回、観劇した日はお芝居を観る前に古い友人とランチをしていまし。
その時に彼女も「ウェディングシンガー」に興味を持ってくれていて「まだチケットもあるみたいだから、時間があったら是非見てね」と話し、夏には「三銃士」を一緒に見に行こうねと約束をして別れたのです。
でもその後のあの地震。友人も実家がこっちにあって、色々とその後の出来事もあって見に行くどころじゃなくなっちゃったし、私の方も仕事のスケジュールが狂っちゃったので、彼女と「三銃士」を見に行く予定を組むのが難しくなっちゃったんだけど、「ウェディングシンガー」が再々演の暁には、ぜひその彼女を誘って見に行きたいと今から楽しみです。

でもって、再々演の時には自然災害に遭遇して、見に行く予定がキャンセルになることが無いことを心の底から願っています。
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by a_bear_in_woods | 2011-04-27 12:49 | Theatergoing
2カ月以上ぶりのブログになってしまいました。
最近、すっかりさぼり癖がついています。

でもって、観劇の報告としても1カ月以上前の物です(汗)。
それほどここに期待をしている人もいないとは思うけど、でも、ほんとなんて言うか……すみません。
生きてました。また途中で耳が聞こえなくなったりもしたけど、基本的には元気です。

過去のエントリーで恥ずかしくてタイトルが書けなかった(謎)、例の観劇に行ってきました。ええ、今回はちゃんと堂々とタイトルを書いているので、前回隠した意味が全くありませんけど。

以下、原作を知らない人にはちんぷんかんぷんなレポになります事を先にお断りします(汗)。


長編の宇宙を舞台にした戦史物を舞台化する!
普通、舞台化とか考えないだろ?って感じな上、いわゆるdie-hardなというか、コアなファンがたっぷりいる作品故、幕が上がる前から賛否両論って言うよりは、どう見ても否の方が多いだろう、ってな反応があちこちに。

はっきり言って、ものすごい英断だったと私も思います。

で、私はなんで見に行ったかと言えば、正直に言えば怖いもの見たさ70%(オイっ!>自分)、残りの30%は白羽さんのアンネローゼとロイエンタールを演じる東山義久さん目当て。

思ったよりもチケットとりに苦戦したのは前に書いた通りで、結局は立ち見席で見ることになりました。実際は、もう少し堪えていればおけぴ利用で普通の席もとれた見たいだったんですが……ただ、見終わって受けた印象では意外に立ち見は正解でした。

アニメ化された時にも登場人物の多さ(と豪華さ)で「声優伝説」とまで言われた作品なのですが、どうやって舞台化するのかなぁ~?って思っていたら、そこは話を細切れにしてシリーズの舞台化にしたのですね。

まずは物語の時系列で言えば本編の5分の1(外伝を入れるとどうなるんだ?ラインハルトの人生を物語の長さとして考えれば良いのか?えっと、そうすると……あ、そんな情報は要らないな)、しかもそこに登場するはずの3大勢力のうち1勢力の話にのみ焦点を当てる形で登場人物は思いっきり絞ってありました。

そして、舞台化では一番のネックになるはずの宇宙空間とか艦隊戦とかは、なるほど舞台だからこその表現になっていました。
ミニマムと言っていいのかな、舞台の背景とか物は本当に少ないのですが、複数のセリ舞台を上手く組み合わせて複数の空間を同時に見せたり、それこそSF設定になるような船のコンソールやらメカニック系のものはパントマイムでクリア!
これは映像作品だったら細かく設定したり、作ったりしなければならないところですが、舞台ならそれでOKだよねぇ~うん、と思わず感心しちゃいました。

そして銀英伝と言えば艦隊戦!なわけで、そこ、どうする?

はい、答えはコロスと呼ばれる集団の肉体による表現でした。
黒い衣装に身を包んだ人間一人ひとりが一つの宇宙艦、あるいは艦隊を表し、失礼な表現だけど中学時代の創作ダンスを思い出すような動きで艦隊戦を表していました。

双璧の「ファイエル!ファイエル!!」の号令で動く人間戦艦……うっかりすると笑ってしまいそうなところも否定はしませんが、でも、立ち見席から見ると、その動きが意外に良くて面白かったですね。
一部、原作を知らない人たちには盆ダンスに見えたんじゃないかと、危惧するシーンも有りましたが、天辺の2F席からその様子を眺めてて「おお、これは『2匹の蛇が互いのしっぽから飲みこもうとしているようだ』ってあれを表現したのか!」ってのが展開した時には「ほぉ~っ」と内心でため息をつきました。

でもね、このコロスの使い方、私としては気に入らない点もありました。
なにせ長い物語の上に「戦史」としては舞台上で展開する物語以前の歴史も重要さを持ってきます。
原作を知らずに俳優さん目当てに来ているお客さんたちにはどうしたってその部分の説明も必要でしょう。
ってことで、コロスたちが動きとセリフで銀河の歴史!を説明してくれるシーンが冒頭始め、何度かでてきました。
だけどね、この時のコロスの人たちに課せられていることが正直多すぎると思う。
結構大変そうなポーズをとっていたり、あるいは複雑に絡み合った動きをしながら、声をそろえて説明的なセリフを言うわけ。それも、あの独特の固い言葉の多い言い回しで。
で、どうなるかと言うと、声がそろわない、はっきりしない……
もうね、いっそセリフは先に録音しておいていいよ、って感じ。バラバラと、声の大きさや強さの整わないセリフはまるで小学校の卒業式のようでしたから。
それに、女性が混じっていたので、どうしたって声の質が整わないのも残念。ダンサーとしては女性が混じっていてもまあ許せるけど、声はね。
特に今回は帝国編なので一般的に軍事に女性が関わることはほとんどないはず、って頭もどうしてもあって違和感……(原作者は登場人物の性別にあまりこだわってなかったって話も伝え聞いてるけど)

あと、帝国編なのでマイムやコロスで見せる形式美ってのが上手く嵌っていたけど、同盟編はどうなのかな?同盟の空気とあの演出は私の中では結び付かないけど、やっぱり「へぇ~、なるほど甲北か」って楽しみがあるのかな?いつになるのかは判らないけど、怖いもの見たさ(汗)でやっぱり見たいかもです。

さてさて、30%の目的の方はどうだったかといえば、白羽さんのアンネローゼは美しかったですね。衣装もアニメよりは良かったかなぁ。(アニメのドレスと髪型は変だと思うので)
あと、生身の人が演じることで小説の中ではラインハルトとキルヒアイスの視線の中で女神のように描かれている人間味が感じられなかった人物に血が通った感じがありました。

東山さんのロイエンタールは双璧の片割れとの身長差に不満があったのですが(だって、東山さんの身長がミッターマイヤーと一緒なんだもん。ミッターマイヤーがの方が長身なんて……)、でも、それを忘れさせてくれるぐらいクールで、でもあちこちでミッターマイヤーとの仲を見せてくれる双璧ファンにはたまんない(爆)ロイエンタールでした。立ち見席からはさすがに金銀妖瞳は見てとれませんでしたけど。
あ、でも身長以外で注文があるとしたら、あのカツラ(だよね?)中途半端なセミロングにするなら、後ろで短いちょんまげ作ってほしかった。顔がねもう少し見えた方がいいなぁ~。いっそアンジョルナス風味でとか。

ロイエンタールと言えば欠かせないのがミッターマイヤー。演じられた中河内雅貴さんは初めて見ましたが、ハンサムさんでした。スリムだし(だからアニメ版のあれは……省略)。
若々しく、きびきびとしていながら何処となく少女マンガを思わせる優しい顔立ちの方でミッターマイヤーファンとしてはビジュアル的にとってもうれしかったです。
ただね「太ると女房に嫌われる」のセリフが小説とは違うシーンで「酒臭いと女房に嫌われる」ってロイエンタールに向かって言うセリフにアレンジされていたのがちょっと、それは無いよ!
え、酒を飲まない双璧なんて双璧じゃないやい!と一瞬思ったのは内緒です!?(いや、きっとそう心で突っ込んだ双璧ファンは私じゃないはずだ!!)

さてさて、主役を無視した感想はいかがなものかと(笑)。
でもなぁ~、ここまでで文字数いきすぎたしなぁ。
ラインハルトに関しては原作での描写があれなので演じるのも、その様子を具現化するのも大変だっただろうな、って思います。だけど、メイクをもう少し派手にした方がよかったのでは?カツラに蒔けそうなお顔が……暴言ですみません。
キルヒアイスは「赤毛のおチビさん」だったのがゲフンゲフン
でも、演技は良かったと思うよ。うん、爽やかで優しいキルヒアイスがそこにいる!って感じでした。

さて、双璧におおむねというよりはかなり満足した私ですが、6月の双璧変の舞台のチケットとりには又しても乗り遅れております。
今度こそ、直前のおけぴ頼みになるのは間違いなさそうです。あ~、無理っぽそうだな。

そうそう、劇場の外に時節柄(ちょうどセンター試験のころでしたね)、合格祈願の書き込み場所として「常勝の英雄」にあやかる見たいなコーナーがありました。
だけど、いろんな意味でそれはどうよ?な気分が。
だって、ラインハルトって「常勝の英雄」って言われているけど、結局のところ夢の途中で、だと思うし、彼の本当の敵って、ことごとく彼ではない力によって命を奪われているし{皇帝は病死だし、ヤンは地球教の手にかかったし)で、あんまり御利益ないんじゃないか?ってのと、だいたい、受験生、観劇してる場合じゃなかろうに(汗)。

観劇報告になってないような気もするけど、取り合えず、これにて今回は終わり!
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by a_bear_in_woods | 2011-03-02 10:06 | Theatergoing
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写真は帝国ホテルのクリスマスツリー。

せっかくなので、観劇のついでにホテルのツリーめぐり、と言っても帝国ホテルとペニンシュラの二か所でしたが、してきました。
ペニンシュラのベアが添えられたツリーも好きなのですが、いかんせん、あそこのロビーは狭いので写真がとれない(涙)。

さて、本命の観劇は2回目で、最後になってしまった『モーツァルト!』。
ヴォルフガングはもちろん、井上芳雄くん(あ、そろそろ“さん”って呼ばないと失礼かも?)。

ヴァルトシュテッテン男爵夫は前回は香寿たつきさんでしたが、今回は涼風真世
さん。こちらは、バランス良く味わう事が出来てラッキー。

香寿さんの見事な歌声と包み込むような空気も好きですが、涼風さんの時々どすの利いた(?)低音が入ってくる男爵夫人はウィーンの貴族たちの不気味さ、冷たさを感じられて、こちらも好きなので、2回の観劇で両方楽しめたのは本当にラッキーでした。

それと、私自身はこれまではあまりアマデ役の子役にはそれほど注目していなかったのですが、今回は評判の高かった亜美ちゃん。
座席の位置のこともあって、今回はオペラグラスで覗くとちょうどいい感じにアマデとヴォルフガングを合わせてみることができて、なるほど!とその無言ながら気持ちの伝わる目の力にアマデの本当の怖さを見た感じでした。

前回は公演二日目という初期だったので、どうもアンサンブルとヴォルフガングの関係に距離感があったり、コーラスの厚みがもっとあってもなぁ~、って感じでしたが、さすがに楽直前!そのあたりの勢いは期待以上でした。
やっぱり出だしのコーラスが迫力と勢いがあると、そのまま舞台全体が疾走する感じがでて、生き急いだモーツァルトの生涯と重なり合って、見応えが出ます。

今回は、何処のシーンがどう良かった!って言うよりは最後に幕が下りた瞬間に、心にずっしりと来て、いいものを見れて良かった、って思いに満ちました。

個人的には、いったん幕が下りて、カーテンコールで出てくるときの芳雄くんの表情を見るのも好きです。その直前まで役に入り、とくにM!の場合は苦悩の上に命を燃やしつくした青年だったのが、今度は一つの大きな仕事を終えて、満足をしたかのような笑顔で現れる、その瞬間がなんとも好きだったりします。
今回も、いいものを見た!って思ったのちにあの笑顔で、ほんと、良い一年の観劇の締めができて幸せな気持ちが更にUPでした。

この日は、最後はちょうど東京では楽を迎えたアマデと一緒に赤いサンタクロースの帽子をかぶって、芳雄くんが登場し、亜美ちゃんはその演技と同じ、非常にしっかりした楽の挨拶をして、そして、最後にはクリスマスと新年を祝うメッセージもいただけて、本当に幸せな気分で劇場を後にできました。

ついでのことながら、この観劇の後、パートナー氏へのクリスマス兼誕生日のプレゼントをすぐお隣のバカラに買いに行きましたところ、この日はお買い上げのお客様をB barにご招待、という特別イベントをしていました。
どうしようかな?と迷ったものの、せっかくのチャンスだったのでお邪魔して1杯ごちそうになってきました。
ちょうど、劇場の熱気に渇いた喉にとても贅沢な潤いを頂いた上に、グラスのデモンストレーションを見せてもらったりと、幸せで贅沢な時間を上塗り!

なんだか、この一年の慰労をした感じでした。
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by a_bear_in_woods | 2010-12-27 10:59 | Theatergoing