もりのくまの”M's Grab Bag”が「くまの雑記帳」で再出発。観劇記録、コンサートの記録、おいしいもの記録が中心の雑記帳です。


by a_bear_in_woods
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7月はバロック強化月間?
それとも初めてのホール探訪月間?

ということで、TVで見ていたけど、初めてのホール、紀尾井ホールに行ってきました。
えっ?ホールがメインかって?いえいえ、もちろんそんなことはありませんが、でも、なんて言うかゴージャスなホールでため息が出ましたね。
木の質感が素敵なホールの壁にアクセントのような白い天井。そしてその天井から下がるきらびやかな6台のシャンデリア。
ホワイエは絨毯が敷き詰められてゴージャスな空間でした。


そして、かんじんのコンサートですが、カウンターテナー歌手であるフィリップ・ジャルスキーがヴィヴァルディを歌う内容でした。
カウンターテナーの生の歌声を聞くってこと自体が実に初めて。

プログラムやフィリップ・ジャルスキーの経歴等は私が書くと「にわか」がばれまくりますので(笑)、そのあたりはプロモーター(サモンプロモーション)のサイトをご参考にしてください。彼の歌声も楽しめます。

前半は宗教曲を後半は歌劇のアリアと言うはっきりとテーマを区切ったコンサート内容でした。
彼の声の性を超えた美しい声は宗教曲にとても合っていました。
好みがあるでしょうけど、やはり私はアリアの方が華やかで楽しかったです。
ともかく、きらびやかなホールの空気をなんとも非日常的な声がふるわせていると言う贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

コンサート本編中の曲もどれも素晴らしかったのですが、実は私が一番感動したのはアンコールの1曲目。
歌い出しの長く伸ばした声が本当に美しく、その後も豊かに伸びる声に歌詞などに関係なく、ただただ涙が出てきてしまいました。
同じ曲を別なコンサートでやはりアンコールで披露した際の音源をyoutubeで見つけました。

あれ?このブログってyoutubeの画像を埋めこめられないのかな?

また、アンサンブル・アルタセルセの演奏も、ジャルスキーの伴奏にとどまらない素晴らしいものでした。1部にも2部にもそれぞれ協奏曲が組み込まれていて、彼らが主役になっているのですが、それが本当に「主役」になっていて、しっかり引き込まれました。
特に、今回ファーストヴァイオリンとヴィオラ・ダモーレを担当した方の演奏がそのヴィジュアルも込みで情熱的で目が離せませんでした。
彼は全体の指揮を務めてもいるようなのですが、何せ楽器を演奏しているわけですから、全体への支持を体全体を使って表していました。
休符の後に全員でそろって音を出すような所では、体を大きく使って合図をするのですが、入り始めがピアニッシモの時は大きく伸びあがった後にすぐに小さくなって、と良く動く体全体が音楽を表現していました。

そうそう、演奏している時の姿と言えばジャルスキーも興味深かったです。
楽器の演奏にしろ歌にしろ、これまで目にして来た演奏者たちは体の力を込めるのに、いわば丹田に力を入れる感じに、スタンスを広めにとり、重心を下に置いて安定した姿勢を作る方が多かったのですが、ジャルスキーはそれとは逆でした。

最初からやや狭い足の開きで立っているのですが、高音域に入ると更にその足が寄せられ、ほとんど「気をつけ」のような姿勢になり、下半身は1本の細い木の幹のようになります。(スタンスの広い演奏家の場合だと開いた2本の脚は地面に下ろされた根っこのような感じです。)
そして、上半身がその細い幹の上でさらに上に伸びていくように動き、シャツを通して彼の肉体がある種の楽器のように動く様子が見て取れるのです。これはちょっと初めてのタイプでした。
他のカウンターテナーや高音域を出す歌手の人もそうなのかな?

ともかくともかく、贅沢なコンサートでしたが、ちょっと残念なことも。
私の偏見かもしれませんが、バロックのコンサートではオジサンからおじいさん(汗)の年齢層の男性客が多い気がこれまでしていたのですが(特にバッハ)、今回は客層がちょっと違ってました。
女性客が多い!これちょっとびっくり。

う~ん、だけどなれてない人が多かったのか、それともあまりに素晴らしい演奏過ぎて聴衆も熱気に気持ちが早ってしまったのか、拍手のフライングが多発。
そこはまだ終わってないよ、拍手じゃないよ、ってタイミングのも困ったもんだ、だったのですが、全体的に余韻が消えきる前に拍手(と掛け声)がかかる傾向にあって、もうちょっとゆったり味わいたかったです。

ついでに言うと、実はzzzって音にも今回は悩まされました(汗)。
まぁ、演奏が魅力的だったので「ひどく」は気にならなかったけど、でもね……

さて、今回はちゃんと良く見える眼鏡とオペラグラスを持って行きました。
目玉の楽器は前出のヴィオラ・ダモーレとテオルボ(リュート)。しっかり見てきました(笑)。
あ~、でも前の見逃した楽器が改めてもったいなかった。
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by a_bear_in_woods | 2011-07-25 12:54 | Music

目覚まし時計

7月になって、関東も梅雨明けして暑いです。

暑さももちろん、堪えていますが、今はそれ以上に目覚まし時計に参っています。

今月から夫の職場で輪番休業(操業?)での休日の変更が始まりました。9月いっぱいまで続きます。
夫の職場の場合は、土日を出勤にして、木金が休日になりました。
まぁ二日続けての休みなので、彼の仕事だけで見れば基本的には5出2休は崩れてはいません。
出だしの7月1日は金曜日だったために、ここだけは週に1日しか休みがとれない形だったのですが、我が家の場合は、前のエントリーで気がつくと思いますが、ここに予定が入っていたため、ここはとりあえずこの土曜日は年休。

で、その翌日の日曜日から、次は3連休が入ることになっていたので3日仕事に出たら3日休み。
また土曜日から出勤して……と繰り返している最中。
一見すると、休日は増えているし楽そうに見えるんですが……

実はそうでもない。
と言うのは私の仕事のスケジュールと重ねると、ちょっと悲しいことになるんです。
私の方は今年度は仕事の始まりが1カ月遅れたために、なんとか追い付かせるために月2回は土曜日に仕事が入っています。
ま、それはいいと言えば良い、二人ともが仕事なら仕方が無いです。

問題は、彼の休みであるはずの木金。
よりによって私が朝一で出掛けなくてはならない曜日です。

ってことで、どうなっているかと言うと、6月26日に共通する休みを取ったのちからこっち、ずっと目覚まし時計で起床していると言う日々です。
私の仕事も、ますます不規則になって今月は土曜日に二日(のべでは3回の仕事)、日曜日に一日仕事が入ってます。
そんなこんなで、もう曜日感覚もボロボロだけど、なんていうか、ほんと毎日目覚まし時計で起こされるのって、疲れる……

こんな日々が私の夏休みが始まる8月中旬ごろまで続く予定。
私の夏休みが始まれば、夫の休みの日には目覚ましをかけずに、ゆっくり二人で起床できるはずなんですが……

ちなみに、二人の夏休みもしっかりすれ違いです。
夫の夏休みは8月の頭に始まって、彼の休みが終わると私の休みが始まります。

ま、一年ぐらいはこんなことがあっても仕方が無いのでしょうけど、うれしくないし楽じゃないです。
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by a_bear_in_woods | 2011-07-11 17:40 | Scribbling
久しぶりにバロックコンサートに出掛けてきました。

ここに書き忘れていた10月のNHKホールのアーノンクール指揮、ロ短調ミサ曲以来かな?
3,4月に楽しみにしていたコンサートが中止になってしまっていたので、コンサートに出掛けられること自体がけっこうな楽しみでした。

それと、2,3年ぐらい前からかな、TVの放送で良く見るコンサートホールで実際に聞いてみよう、と言うミーハーなモチベーションも絡んでいまして(笑)、今回のオペラシティはそれも含みでまた楽しみでした。

本当は2度目のオペラシティになるはずだったんですけどね。
4月は同じオペラシティでレッドプリーストでノリノリのヴィバルディの予定だったのに……残念。

さて、肝心のコンサートの話を書かないでどうする、ですね。
曲目はバッハのブランデンブルク協奏曲から第2、第3、第5、第6、それに三重協奏曲。

前出のアーノンクールもそうですが、クイケンも古楽器(ピリオド楽器って言うらしい、と最近学んだ)を使っての演奏にこだわる音楽家です。

NHKホールの時は2階席からでせっかくの珍しい楽器、特に管楽器が良く見えなくて、オペラグラスを持って行かなかったことをちょっと悔やんだのですが、またやっちゃいました(汗)。
今回は、眼鏡すらいつもの観劇用のちょっと遠くを見やすい眼鏡を持たずに行っちゃいました。

そしたら、今回はなんとナチュラルトランペット(ってバロックトランペットとどう違うんだろう?とか、あれ?10月のロ短調の時のホルンは“バロック”?”ナチュラル”とか知らないことがたくさんあるなぁ)の登場です。
私のつたない知識でも、あれは奏者の唇の振動で音程をコントロールする超絶にハードな楽器!
うわぁ~、演奏している姿をもっとしっかり良く見てみたかったぁ~

と、またしてもヴィジュアル的に後悔。だけど、1階席の真ん中あたりのサイド席から周りを見渡したところ、さすがにオペラグラス持参の人は見えなかった。

古楽器の金管楽器が出てくると、どうしても緊張しちゃうのですが、余計なお世話ってやつですね。
オーボエも古いスタイルの物でしたし、それとリコーダーが使われていたのが良かったですね。
リコーダーの音は好きです。

更には今回はもう一つ、初めて見た楽器が。
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ
発音できる自信がありません。

名前から想像がつきそうですが、ヴァイオリンとチェロの間の楽器です。
ビオラよりもさらに大きくて、ちょっともっさりした形です。
何よりも目を引くのはその楽器の構え方です。
首からかけるのですが、ストラップは短めで、なんだか寸足らずのギターが首の近くに下がっている感じで、それを弓で演奏するわけです。

うわぁ~、眼鏡、オペラグラス……ないんだった(汗汗)。

今回の演奏会ではもう一つ珍しいことが。

なんと演奏中にソリスト シギスヴァルト・クイケンのヴァイオリンの弦がパチンと音を立てて切れてしまいました!!
演奏は一時中断、弦を張り替えてシギスヴァルト・クイケンが再登場するまでは微妙な空気と時間が流れましたが、戻って来て、チャーミングな笑顔で短い謝罪ののち、その楽章の出だしから演奏再開。
なんだかその前の張りつめていた空気が少し和らいで、一層音楽に気持ち良く入って行けた感じがしました。

演奏も楽しんだし、初めて見た楽器あり、そして初めてのホールと物見遊山的にもとても良い時間でした。

そうそう、ここのホールは面白い天井の形ですね。三角錐とでも言えば良いのか、天井に向けて狭くなっていく形も面白かったし、何よりステージ上方の天井がガラスの採光窓になっている点。
でも、演奏中はガラス窓はスクリーンで光が入らなくなるんですね。
なかなかモダンで素敵でした。

さぁ、今月はもう1回、初めてのホール巡りです(笑)。
今度は紀尾井ホール。
紀尾井町って場所自体がなじみが無い場所なので、無事に辿りつけるかも含めドキドキです(汗)。
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by a_bear_in_woods | 2011-07-05 09:06 | Music